研修を受けに行ったはずなのに気づけば化粧品メーカーのエステに連れていかれ、毛穴が綺麗になるからと渡されたマシンで自分の顔をなぞると、なんとも形容しがたい脂がずももももももももと次々湧いてきてそのまま塊が口に入って恐怖に喘ぐ……という夢を見た。
疲れてるのかな、と思いながら朝食をつつく。
最近の朝食はほぼ毎日、納豆卵かけ麦ご飯だ。たまに飽きるとレーズンバターロールを凍ったままグリルで焼くけど、今日は納豆卵かけ麦ご飯の日。
ところがいつもどおりの納豆卵かけ麦ご飯の味がなんだかいまいちで、やっぱり疲れてるんだなと思う。
身体は元気なんだけど、心がとにかく千葉から脱出したがっている。
そんなことを念じたところでまだ火曜なので大人しく働く。
来年発行する本の五章分の原稿確認が戻ってきて、大幅なリライトが入っている一章から見ていく。
しかしその案にもリライトが必要で混乱の様相。頭を抱えながら編集案をつくる。
オンラインで共同作業していたJさんと「終わらない」を繰り返し、ひとまず今日の作業は午後までとした。
だめだ。やはり、川の向こうへ行こう。
快速電車に乗り、タクシーに乗り、東京都人権プラザで飯山由貴展「あなたの本当の家を探しにいく」を観る。
飯山さんの作品は、仙台や愛知で拝見したことはあったけれど、しっかりゆっくり観るのは初めて。ようやく三作の筋を理解した。よかった。
ただどれも大事な作品なのに映像の音が干渉し合って辛い。あまりにひどいときはノイズキャンセリングイヤホンをしながら、なんとか最後までテロップを追った。
美術のための設備や空間がどれだけ大切かということを改めて体感。美術館って、ギャラリーって、凄い。
そのあとは六本木や新橋を放浪。森美術館は夜遅くまでやってると思ったのに火曜は早仕舞いなんだそうだ。ちょっとだけ夜の街に裏切られた気持ちになる。
東京タワーの近くには新しい高層マンション? 商業ビル? が建設中で、本当にもう、一体誰が買ったり借りたりするんだろうなと思った。
格差拡大とか1%の富豪とか言うけれど、その1%が無限にいるように思えてならない、東京というまちには。
そうやってチラつかせ焦らせ頑張らせる作戦なのかしらと思いながら千葉へと向かう。いや実はあれはホログラムだったりして。つながる先はメタバースだったりして。あの中でずもももももももと脂が沸いていたりして。
相変わらず疲れているけど気持ちは回復。妄想は爆発。
久々の千葉の外。それはそれで楽しい。