数ヶ月前にお土産でもらった生パスタセットをようやく開けた。しおれたナスを冷蔵庫からレスキューし、買ったことすら忘れていたツナ缶を倉庫から発掘し、アンチョビオイルに混ぜて炒める。
こんな簡単な家事すらできなかったんだよなぁと、ランチというよりはつまみのような洋麺をついばみながらビールを飲む。一息。
執筆合宿やら展覧会オープンやら怒涛の一週間だった。
昨日の展覧会初日も気づいたらたくさんの人にまみれて遅くまで過ごしていた。こんなに人と話したり出会ったりしたのも久しぶりで、閾値を超えた感じがする。今日は引きこもろう。洗濯と買い物だけするのだ。
それにしても昨日千葉市美術館でみた華雪さんのパフォーマンスは本当に素晴らしかった。「一」を墨で刻みながら、踏み締め、足を取られ呼吸を荒げながら、また刻む。生きていくことそのもののよう。
あんなに劇的なのに、それがやりすぎのようには感じられないのがまた凄い。身体の動きとしても美しい。
この夏は出会いが多そう。英気を養わねば。締め切りをクリアしつつ。