名刺を渡したらびっくりされたのでびっくりした。夜、千葉市美術館地下の居酒屋での出来事。
「探してたんです。展示で文章を読んで、どの人かなって。あの人かなって思ってお話ししたら全然違う人だったりして。まさかここでお会いするなんて。びっくりしたぁ!」
きぐう編集室と同じフロアで展示されている作家さんだった。わたしはわたしで、まさかその方に探していただいているとは思わずびっくり。
居酒屋にいたのは、「とある美術館の夏休み展」に参加している面々。設営や照明調節も終わったので(わたしは何もしていないけれど)、打ち上げ的にご飯を食べていた。
せっかくならとそのままみんなでディープ千葉ツアーへ。美術館地下のせんべろ、手相も見てくれるスリランカ料理店、ビル中酒店の角打ちを巡ってみた。
リラックスして楽しくてずっと笑っていた。いい夜。
帰り道、ホテルに戻る作家さんと歩きながら、きぐう編集室の日記について感想をいただく。そこからちょっと共通していることについて話し込む。
「わたしたち」と呼べる誰かに一人でもいいから出会えたらいいと思ってきたし、この展覧会でも反応してくれる人が数人いたらそれで十分幸せだなぐらいに思っていた。
早くもひとり、目の前に現れて、今回の目標はもう達成した気持ち。ああ、よかった。人目に晒すということは、ネガティブな反応も覚悟しないといけないけれど、昨夜の出来事をお守りにすれば乗り越えられそう。
展覧会は明日から。訪れる人にとっていい時間になりますように。