たぷんたぷんと湯船のお湯が波打つ。
地震のときのお風呂ってこんななんだと新鮮に感じつつ、とりあえず服を着てまめとともに揺れに身を任せた。
東北は震度六弱のところもあったようだし、東京は停電してるところもあるみたいだけど、このあたりは大丈夫だった。
わたしもまめも落ち着いて過ごせた。
大家さんと京都の友人と東京の元夫から「大丈夫?」と連絡をもらう。お互いの安全と安心を確認しておやすみの挨拶をした。
明日は我が家で取材がある。なので家の片付けをした。
編集のWさんからは「本棚、撮らせてもらいますからね〜」と予告あり。
恥ずかしい。しかし恥ずかしくない本棚もないよなと途中であきらめる。
その前は旧祖母宅へ。取材用に着る服もなくシャツを通販したのだけれど(そういうところがおしゃれになれない理由だと思う)間違って向こうに届いてしまった。慌てて受け取りに行く。
一年半ぶりに弟の顔を見た。ちゃんと生きてたし、無職じゃなくなっていた。よいことだ。