あれれおかしいぞ? と思ってから不安が止まらない。
詳しい友人に相談すると、不安な未来を予測するための計算シートをつくればいいと教えてくれた。お金の話。
嫌な予感を確かめるために数字を積み上げる。漠然とした不安は具体的な心配になり、がっかりはするものの致命傷にはならない程度の問題であることがわかった。
具体的にするって大事なんだなぁと気づく。数字は感情がなくて良い。
今週はとにかく忙しくて、山場のような会議も続いたし、急ごしらえで大学授業もしたし、仕事相手に交渉にもならないあしらわれ方をされてちょっと泣いたりした。
そしてこんなに働いてるのに、経営の不手際によるピンチが脳裏をかすめ、わたしの肝をジリジリと冷やしたのだった。たぶんどうにかなるけど、初めてのことなのでびっくりした。
おでんはめっちゃ食べたし、お酒は一滴も飲んでない。これでお酒を飲んでいたらひどいことになっていたはず。
よくやったぜわたし、と思う。タスクは山のように残っているが、ひとまず生き残りはした。生き残れたならば続きもできるだろう。
こんな毎日がこれからも続くのかと思うとときどき気が遠くなる。数字を積み上げながら、誰に命じれられるでもなく、自分でやってる仕事なのだと改めて確認する。
贅沢かもしれないけどため息はときどき出る。仕方ない。