二日酔い三日目である。
深酒からの二日酔い、そこからの二日酔いに迎え酒、さらに迎え酒を繰り返して今。
それぞれ日本酒、ハイボール、焼酎と飲むものを分けていて偉い! などと思ってるのだけど、何も偉くない。分かっている。
お酒とあなたは溶けているね、と、友人に言われて、昨今のノンアルコール・低アルコールブームのなか、少数派になりつつあることをひしひしと感じている。
お酒はわたしの人生の大部分の愉しみに関わっているし、大部分の悲しみにも関わっている。
自分と同じぐらいにしょうもない相手を肴に眺めながら思った。笑って泣くために飲んでいる、我々は。
最近の悩み事といえば、わたしのこうした生活をどのぐらい改善するのか、あるいはどのぐらい正直に明かすかということ。
真っ当な暮らしをしている人からしたらちょっと度が過ぎているところもあるだろう。
でも仕事と生活と飲酒と交際と営業が切り離せず、それは全部わたしなので悩ましい。一方で、自分の身近な人にその世界を押し付けたいわけではないし、嫌われたくない。どうしたらいいのか。
そんな人生相談もまた、酒飲み同士で交わされている。どうしようもないなぁと思いながら今日も声を枯らす。