朝から『養生避難日記』を読み返す。面白かったよ、と、感想が届いたので。
自分の日記なのだけど、本になった瞬間にいろいろと忘れている。読み返しながら、確かになかなか面白いよなぁと自画自賛。が、誤字脱字を何箇所も見つけてしまう。
ひとり制作の限界だ。次回こそは校正を誰かに頼みたい。
午後からは美術館で冊子の編集会議。
関係者が顔を揃えてアイデアを出す。今回のヒントは「新聞」。こんなに新聞について考えたことはなかったなぁと思いながら、つくりかたの相談をする。
普通の手順ではつくれそうにないので、まずはわたしが軽め素材を用意してデザイナーさんに料理してもらい、そこからラリー形式で形をつくっていくことになりそう。
変なつくり方をする制作物は大好きだ。
ただし、編集のわたしがライターやコピーライターを兼ねないと仕上がらないタイプの制作物であることに、静かに肝を冷やす。またしても宿題を抱えてしまった。
こういうこともたまにはある。頑張ろう。
それでも最近は、難しい仕事をちゃんと断れるようになったと思う。
安請け合いは頼む方にも受ける方にも負荷が高く、本当に本当に良くない。いろいろやってみて思い知った。
今日も一件、新しい相談事を胸を痛めながら断った。でも本音を言うと、依頼元の大元がもう少し胃を痛めてくれたらいいのになとも思う。いろいろ考えるとなかなか酷い話なのだ。考えすぎると頭も痛くなりそうなので心に蓋をする。
胸、胃、頭、心。いろんな部位がフル稼働である。
夜は久しぶりにゆっくり本を読む。差し出しすぎなくていい、もう少しわがままになろう。フリーなんだし! と、言い聞かせながら。