ネギの発情期が終わった。
正確には無精卵ができるかどうかで身体がそわそわして落ち着かず、とにかく家中をうろうろして粗相をし、甲羅を壁や窓ガラスにぶつけまくるという毎年恒例のリクガメ排卵祭りが無事終了した。二週間かけて。
苦しいんだろうなぁと想像しながら見守っているものの、かなりの轟音を立てるのでとにかくハラハラする。壁の薄い賃貸物件には二度と住めないと思うし、こまめな掃除も大変だ。カメの発情期は、梅雨の次につらい季節かもしれない。
ただならぬネギの様子にまめもびっくりしていて、人と猫が一緒になってカメを見守った。
とはいえ大事なく終わって何よりだし、動物と暮らす醍醐味を今年も味わった。人間なんてお構いなしにカメは大変なのだ。動物と暮らすということは、人間のルールを越えてくる物事に付き合うということ。<
そんな我が家の歳時記をめくりながら、今日は一日、現実でもいろいろな本をめくった。
原稿確認のために勉強が必要で、唸りながら考える。読んでも読んでも言葉遣いに正解は見つからない。信念と認識が試される。
間違うことは怖いし、確認は大変ではあるし、専門家に委ねられればどんなにいいだろうと思う。けれど、必要なプロセスだし学びは多いしで、実際この仕事は好きだなぁと思う。
家とドトールと往復し、本とモニタを往復し、確認と執筆を往復し、うろうろした一日。週末しっかり休むとちゃんと働けることがわかった。あとオンライン会議がない日はありがたい。