いよいよ体調がどうにもならないとき、身体にいいものよりも、身体が求めるものを食べよ、と、母から習った。
結果、今日のメニューはネギトロ巻きと生ハムとシュークリーム。なんだそれ。わたしの身体は何がしたいんだ。
不調というか不具合。だいたいの原因は目星がついてるので、ひょろひょろと薬局まで歩き、漢方を買ってきて家でまるまる。足が痺れる、身体が寒い、脳が逃げ出しそう。集中力が続かず、何をするにも身体が重い。まったくホルモンってなんなんだろうなぁと思う。
そんな日もまめは動じずいつも通りに要求し、甘え、文句を言う。
猫は愛情のブラックホールだ。注いでも注いでも終わりなく吸収するし特に見返りはない。注がれるのが当然だと思っている。そこがいい。
ホルモンで肥大した愛情はまめが無限の彼方へと運んでくれる。遠慮なく愛せるということはとてもいいことだ。
はやく山を越えますように。