最近買ったなかで一番派手な柄の、パジャマみたいな、というか実際のところルームウェアとして販売されていた海外製のパンツを穿いて外出した。
スーツの人が行き交うまちで金髪パジャマ。なかなか背徳的で、そわそわして、楽しい。
身一つで誰かの縄張りに仕事しに行く職業の場合、何かこう、場を乗りこなす技というか、やりきる術みたいなものを手の内にいくつも抱える必要がある。
周りを見渡しても、個人事業主はそんな感じの技術をもつ人が多い。
でもそれって、いったいいつからどうやって手にしたんだろう。もう思い出せない。
わたしよりもぐっと繊細な仲間を前に、こういう手練手管を使う「強さ」は、ときどき毒にもなるんだよなぁと思いながら帰途に着く。
知ってる。わたし自身は弱かったりできないことも沢山持ち合わせているんだけれど、それを埋めるための手立てと工夫が結局、圧を生むというか。近くで浴びると辛い人もいるだろう。
蛇口の捻り具合はとても難しくて。気にし過ぎると身動きが取れないし、多少仕方ないことなのかなと諦めていたりもする。
だから基本は孤独だよなぁ、と。ただその「孤独でもやる」という時点で「強い」のかもしれない。問題は同じように強い人としか組めなくなるところだ。そしてますます蛇口が絞れなくなる。
まとまらない。メモ。