2023年 2月1日(水)

物語れる人

ようやく水曜日。はやくも息切れ。

今日のオンライン会議は合計六時間。わたしの疲労の大半は、たぶんここにある。今年はこれを減らすのだと誓う。が、二月の時点でこの有様。大丈夫か。






もうひとつ今年の誓いは「納品をしない」。単発で制作物を引き受ける仕事は一旦休みにして、中長期で長く付き合うことそのものを仕事にしようと思う。でもどうすれば。

と、頭を抱えているところに便りはやってきて、Cさんと二年ぶりに近況報告をしあう。優秀な制作者の人は周りにわんさかいるけれど、優秀な経営者兼広報兼ファンドレイザーはその人しか知らない。

この二年のうちに彼女が進めた仕事のことを聞いて、焦燥感や悔しさではなく、世界が明るくなるような気持ちを抱く。こういう人が日本社会にいてよかったなぁと思う。正直に話すだけ話した。仕事の相談も進む。






今は繁忙期だけど、そんなときに限ってまめが不調。ごはんをあまり食べてくれず、いろいろなフードと提供方法を試す。

いよいよ食が細くなったので動物病院にかけこんだものの、結果は健康。ただの気分だったみたい。体重は増えているし、帰宅したらもりもり食べた。






動物病院で見知らぬ猫飼いの婦人にたくさん話しかけられる。いろいろアドバイスいただく。よいことを聞いた。「猫って本当に気まぐれで大変よね!」と話す婦人が心底嬉しそうで、わたし達はやはり何かの癖をこじらせているのだと悟った。

まめはまめで、芝犬に興味津々の様子。






忙しい忙しいといいながら、ネットフリックスを観ている。今週は『舞妓さんちのまかないさん』からの『池袋ウエストゲートパーク』。どちらも劇中歌がよい。

漫画は編集部メンバーに勧められた『ダーウィン事変』を一気読み。先週のおすすめだった『図書館の大魔術師』も面白かった。

物語の中に埋められた問いかけ、倫理、現在の社会への批評的まなざし。物語れる人が羨ましい。なんとも地道でわかりにくい手段しかわたしの手元にはない。

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