2023年 1月28日(土)

気心腹人己

朝起きて、前髪を切った。自分でやるなんて何年振りだろう。






午前はお茶の稽古。

今日の軸は、一休さんの言葉「気心腹人己」。ほがらかで好き。この軸に絡めた先生の自虐ネタが冴えすぎていて爆笑した。

稽古は、炉の濃茶の運び点前。基本の基本だけどいまだよくわからず、予習してきてぎりぎり身体が動く感じ。

一回の稽古中に柄杓を二回落とし、茶入れを倒した。とりあえず笑って誤魔化したけど、よその教室だったら叱られたと思う。






表千家の先生である義母(となる人)に、裏千家で習っていることを明かすべきかどうかが教室で話題に。

大家さん先生が「お義母さんにスカウトされたらどうしよう」と言うので、師匠を裏切って流派を変えるようなことはしませんよと誓う。(それにしても表と裏の違いがいまいちわかっていない)。






稽古後は同門のSさんとランチへ。これから独立するというその人は、しっかりキャリアのある理系ジャーナリストだ。わたしにアドバイスできることなんて何もないなぁと思いながら、生活と仕事とお茶の話をたくさんした。

お茶を通した縁は、今までの生活では出会えないものを運んできてくれる。ありがたい。






お店でSさんからピンク色の大きな花束をいただいて驚いた。結婚(婚約?)祝いとのこと。

そうか、祝福されることなんだ。と、じわりじわりと感じる。手続きの多さを思うと気が遠くなり、生活上の実務的な区切りのような気分になっていた。

おめでとうと言われることも、ありがとうと返すこともまだこそばゆい。M氏に報告すると一言目が「嬉しいね!」とのことで、この人の方がストレートで素直だなぁと感心する。

どこかで「二度目だしなぁ」「若くもないしなぁ」とひいて見ている自分がいて、わたし自身にも相手にも周囲にも失礼だということを言い聞かせておきたい。自分に。






お義母さんの件をM氏に聞く。「お茶のことならもう言っちゃった」とのことで脱力した。「嬉しそうだったよ」とのこと。ならよかった。

Sさんの「相手の家族がどんな人か心配だなんて、あなたが選んだ人の人柄を信じれば大丈夫よ」という言葉を握る。

いろいろ独りよがりになってたのかもなぁと思った日。じわりじわりと近づく世界と人間関係のなかにも発見することが多い。






楽しかったのに、帰宅してからだるくて何もできない。ここのところエネルギー切れになりがち。減量メニュー中なのに小麦粉と砂糖を摂りすぎたせいかも。反省。

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