おでんを煮ている。大量に煮ている。
今週は周期的に体調が最悪な時期なのだけれど、めくるめく仕事の山場でもあり、何も考えずすぐに安心して食べられる温かくてやわらかいものが台所に常備されている必要がある。
そんなときにはおでん。初めてやってみたけどたぶんおでんで合ってる。
あと口数の少ないM氏が真顔で「あなたの健康のために言うけど」と切り出した、わたしの胃が痛んでる問題。その後に続いた「本当にお酒と揚げ物の量を控えた方がいい」という冷静な一言が、凄みを持って迫って、やはりここはおでんだと思ったのだった。
病院行く時間ないしおでんと市販薬で。
その他、思考を深掘りすると胃に穴が開きそうないつもの人達のいつもの発言にうなされている。それにもやはりおでんだと思う。
何か考えそうになったらその隙間に練り物を詰めるべし。
まめの噛み癖が加速するのにもおでん、タスクが片付かないのもおでん、締切が重なりすぎてるのにもおでんだ。雨が降ったのもおでんでどうにかなるだろう。
正直なところ、わたしはもう働けない。
疲れた。おでんになりたい。餅巾着の中で眠りたい。
……あ、去年もこのくらいの時期に倒れたのだった。気をつけねば。
疲れてるってわかってるだけましだし、来週は冬休みなのでそこまで踏ん張ろう。