こちらに戻ってきてからのことが日記に書きづらい。起きる事柄や出会う人のバリエーションは圧倒的に多いのに、それらを羅列しても、わたし自身の必要としている記録にならない気がする。
うまく書けない。書けないが、書く。書けないときこそ、書く。
四国行きの前にわたしの手を離れたはずの仕事が、結局戻ってきていてあっぷあっぷしている。それでも約束があるので東京のオフィス街ど真ん中へ移動。
眩暈がしそうなほど壮大なプロジェクトの説明を受けながら、土の香りがする小さな企画を仲間三人で大真面目に考える。名付けや比喩で言葉遊びを繰り返すうちに少しずつ話が進む。玉を投げて返ってくるのはとても楽しい。
場所を移して話したかったのだけれど、近くのカフェで「ランチが終わってしまったので生牡蠣しかありません」と言われる。有楽町、すごい。
仕方ないので、喫茶ルノアールで、店員さんに何度もお冷やを替えてもらいながら話し倒す。このメンバーのときは、なんとなく「山」の存在を感じる。山に会いたいなぁ。嗚呼。
話がまとまらなかったので、次は展示を一緒に観てから話し合う約束をする。
いつも何かを観にいくところが面白い。他の仕事でもこういうチームづくりするといいのかな。あと今日出会った人の「不動産業は感情とお金だってことがわかったんです」という話に興味を抱いた。