2022年 3月5日(土)

自分の容量

「剪定してくれた小梅の木が満開だよ」と、父から連絡がくる。

写真で見るとなんて下手くそな剪定だろう、徒長だらけじやわないか、と反省。それでも元気に花が咲いてくれるのは嬉しい。季節が巡ることほどの慰めはないと思う。

大きな梅のためには小梅の花が必要らしい。よくわかってないのだけど。無事に実をつけてくれますようにと祈る。山が恋しい、畑が恋しい。






朝起きてお風呂に入り、髪を乾かす時間もなく、各方面から届いた制作物の修正依頼をまとめてデザイナーさんに送る。間に合って一安心。このままゴールしてほしい。

校正紙を送信したら大急ぎで上の階へ。二ヶ月半ぶりのお茶の稽古。まったく予習してなかったのでダメかと思っていたけれど、案外覚えているもので薄茶も濃茶も落ち着いて点てられた。考えずに流れでできたときが一番良い。

ふたり稽古の日は、大家さん先生もわたしもおしゃべりばかりしていて、今日は猫の話題でもりあがる。わたしの周囲がみんな疲れてるのだというと、そういう友達は連れておいでと言う。一緒にお茶を飲みましょうよとのこと。それもいいかもしれない。

稽古後は、戻ってきてすぐにオンライン会議。編集者さんと別制作物の打ち合わせ。人手が足りなさすぎて、わたしが書くしかなかった原稿、しかも遅れに遅れた原稿にオーケーが出てほっとする。ようやく構成が決まったので必要なフォーマットやサンプル素材を急いでつくって送る。






その後はまめと一緒にだらだらする。買い物に行こうと思っていたけど電池切れで身体が重い。家にあるものを適当に食べて過ごす。猫の寝息は落ち着く。寝姿も落ち着く。

そんな折、避難前だったら一人で抱えてしまえそうな大きな心配事が現れたので、知人友人に連絡して分け合う。自分の容量がよくわかってきた。明日も仕事。ぼちぼちやっていく。

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